数理科学専門塾phi-φは、将来研究者を目指す学生や医師を志望する学生等を輩出する理系エリート塾として認知されていますが、単に志望大学の合格だけを求めているのなら予備校や他塾でも十分だと考えております。
当塾で学ぶ意義は、大学入学後の学問に耐えられる頭脳の育成にあります。
実際に、入会を希望される生徒さんやそのご父兄の方の多くはそこに期待して当塾を選ばれます。
当塾は少数精鋭の為、合格者数だけを見れば大手に見劣りしますが、合格者一人一人の質の高さには十分に結果を出して来たと自負しております。
生徒達の模試での偏差値は80を超えることが少なくなく、中には90台を出す子もいます。
その結果、北海道大学に1桁順位で合格し、大学入学後も学業優秀な為院試が免除される等、当塾で学んだ生徒達は進学後も大きく飛躍しております。
また、まだ北海道では珍しい大学生を対象とした塾であることも、当塾の大きな特徴です。
現在も北大の学部生が通塾しており、研究に必要な数学や物理学を学んでいます。
そうした環境もあり、当塾が提供する中高生向けのカリキュラムは非常にユニークかつ実用的です。
例えば、円周率の値も3.14…と天下りに教えることはなく、円周率とはそもそも何なのかから始め、更にこの値はどうやって導かれたのかをじっくり考えさせます。
2003年の東大入試に『円周率が3.05より大きいことを証明せよ。』という問題が出題されました。
中学生でも解けるこの問題に対し、多くの東大受験生が苦戦しました。
中高生の勉強の仕方の誤りを感じます。
数理科学専門塾phi-φでは6年一貫校の生徒の在籍率が8割を超えますが、中学受験を突破した有名校の生徒達でさえも、当塾に来た時には(-1)×(-1)が何故+1になるのか説明出来ません。
元々要領のいい子達なので、意味は分からなくても(-2)×(-3)等の計算はできてしまいます。
しかし、大学で要求される能力はそんな計算技能ではなく、何故(-1)×(-1)が+1になるのかに答えられるような深い理解なのです。
中学・高校という大事な時期に、きちんとした理数系教育を施さないと、仮に大学に受かっても使い物になりません。
実際、当塾で学んでいる高校生達の方が、並みの大学生よりも遥かに数学や物理学をする能力において長けていると感じます。
近い将来、私達の目標として、数学や物理学に強い興味があり、能力的にも長けている子達に対して、数学オリンピックや物理オリンピックを目指せる環境を整えたいと考えております。 もちろんこの様なコンテスト形式には不向きでも、大学数学や物理学に秀でている子達は当然います。 しかし、この様なコンテストを頑張ることで能力を発揮する子達がいるのもまた事実です。 また、アメリカの名門Caltech等、数学オリンピック等のコンペティションを選考において重視している大学もあります。 海外の大学を視野に入れている学生さんにとっても目指してみる価値があるでしょう。
これからも数理科学専門塾phi-φは、昔ながらの寺子屋教育で、真のエリートを輩出していく所存です。
知的好奇心で満たされた学び舎にしていく為にも、予備校の東大・京大クラスの授業で満足している学生にはご遠慮願って、真の実力を持つ頭脳集団を目指したいと思います。
更なる高みを志す学生達との出会いが、私達講師にとっての最高の宝です。